山は遠かった(Day9)―Gosainkund to Gopte
2014-01-12


12月18日6時起床。今日は300m登って1320m下る長いルートなので、いつもより30分早く、7時にポテト・オムレツとブラックティーの朝食をとり、7時半すぎに歩き始める。と、すぐ登りに。途中、ラジューくんがロッジに忘れ物をしたのに気づき、湖を見下ろす祠で小休止。左(東)の方からゴサインクンドに朝日が差し始める(↓)
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峠を目指して登り続けると、次第に道の上に残雪が目立つようになる。峠越えは大丈夫だろうか。実は軽アイゼンをカトマンドゥのホテルに置いてきてしまったのだ。
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9時少し前、スールヤクンド通過(↑)スールヤとはサンスクリットで太陽の意味。さらに雪が多くなり、ついに道が完全に雪で埋もれてしまう。トレッキングシューズが滑るので、ラジューくんor/andゴレくんに手を引いてもらうことに(↓)
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9時頃ラウルビナ・ラ(4610m)通過、土の道に戻ってホッとする(↓)。しかし、前方の下界を覆う雲の意味を、このときはまだ自覚していなかった…。
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10時頃ベラ・ゴス(4230m)の先で、タレパティへの別れ道に。
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写真中央(↑)の岩の上に見える筋が、“非常に急峻な箇所が幾つかあるので、雪が少しでもあったら絶対に行ってはいけない”とガイドブックに注意書きのあるタレパティへのダイレクト・ルートだ。私たちは、もちろん下のゴプテを経由する道へ。
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まもなく、下から吹き上げてきた霧で辺りが霞み始める。下界は雲ってたからな、などと思いつつ、のんびり歩きながら写真を撮っていたら、白い花と思って撮ったものが、風で飛ばされた雪が枝に凍り付いた雪の花だと分かり、異変に気づく(↓)
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霧と雪の花で、次第に辺りが白く見え始める。道も凍結し、足下が怪しくなる。10時50分フェディ(3740m)着(↓)、不安を抱えながら、ヴェジ・ヌードルスープで昼食。
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12時、再びゴプテに向けて出発。不安は的中し、空は完全に曇って、道はさらに凍結。トレッキングシューズがあまりに滑るので、ゴレくんに手を借りなければ、まともに歩けなくなる。我ながら情けない(とはいえ、ラジューくんもゴレくんも履いているのは普通のスニーカーなのだから驚く。ゴレくんに至っては靴が破れているのだ。ネパール人て、どうなってるんだろう?)
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今回通った中で最も怖かった坂(↓)浸み出した地下水が凍りついて、まるで氷の川のよう。下り終わってから記念に写真を撮った。途中は怖くてカメラを出す気にもならなかった。
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[trek2013]

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