アンナプルナ1周― Day4 チャーメ
2012-01-07


12月11日、雨音がした気がして2時頃目覚めるが、ロッジの前を流れるマルシャンディ川の水音だった。
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6時起床。6時半頃には曇っていた空は、“晴れ女”の神通力が多少残っていたのか、出発する頃にはすっかり晴れ。
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7時にヴェジ・ヌードル・スープで朝食。7時45分、出発するとすぐACAPのチェック・ポストに。シーズン中はとても混むらしく、ロンリー・プラネットのガイドブックには“列の後ろになると永遠に時間がかかる”とあるが、もうシーズンも終わりだし、私達が朝いちの通過者なので問題なし。外に道路工事の注意書きがあり、それによると、今はシャムチェまでのジープ便が2、3年でチャーメまで通じることになる。しかし、あの崖の道が本当に車が通れるようになるのだろうか(なっても通るのは嫌)。
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チェック・ポストを出て、すぐ右手の谷にマナスル・トレックのルートが見える。そのまま30分ほど歩くと、谷が開け、行く手に雪山(ラムジュン・ヒマール 6983M)が見えてくる。
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出発から1時間ほどでダナキューを通過。小さな橋を渡ると急な登りになり、ここで後から来たフランス人グループに追い抜かれる。高度があがり、東側(背後)に高さ8163M、世界第8位のマナスルが見えてくる。途中で初めて日本人のトレッカーに会う(テジくんはウェアやザックのメーカーで誰が日本人かわかるし、装備やガイドand/orポーターの有無で、どのルートを行くのかがわかる)。30代後半くらいの男性で、ポーターに全部荷物を持たせて余裕で歩いている。私は、今回も貴重品、着替え、医薬品、水筒などを入れたザックを担いでいる。去年はチョラ・パスの登りでテジくんのお世話になってしまったので、今年は全行程自分で担ぐ覚悟なのだが…。
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11時すぎにタンチョクのホテル・チョー・ユーでダルバートの昼食。この辺で採れたキノコ(厚めのキクラゲみたいな食感)が入っていて美味しかった。食堂で休んでいると西洋人の男と韓国人の女性が2人入ってきた。私がテジくんと日本語で話しているのを聞いて、若い方の女性が「日本人ですか?」と聞いてきた。するとテジくんが韓国語で返事をしたのでびっくり。いつのまに覚えたのか、3年前にABCに行ったときには一言も話せなかったのに(韓国語は日本語と似ていて、やさしいと言う)。西洋人の男は、トレッキングというのに、なぜか厚手のブレザーに下はジーンズで、いかにも怪しい。そのうちマリファナを吸い出したので、あわてて離れたテーブルに移った(煙と臭いが苦手)。テジくんが「ネパールではマリファナは禁じられているので、僕が警察に通報すると逮捕されますよ」と注意してもニヤニヤ。そのうちに目がとろんとして、うつらうつらし始めた。しょうのない奴だ。

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[AnnapurnaCircuit2011]

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