3度目のスリーパス− Day 7 Kongma La to Lobuche
2017-03-07


12月13日晴れ。
4時30分起床。実は今回は主治医に頼んで眠剤を処方してもらってきた。いつも峠越えの前日は緊張して眠れず、歩く前にバテていた。スリーパスを達成するためには、まずは十分に睡眠をとること。それにはすんなり入眠できることだ。看護師に、記憶がなくなることがあるので、ベッドに入ってから飲むようにと指示されたが、それほど劇的には作用せず、効かないなーと思っているうちに、いつの間にか寝入ってしまう、という感じ。それでも、いつも眠れずに悶々としていたことを思うと格段の差である。
禺画像]
6時にヌードルスープの朝食をとり、6時30分に出発。あたりはもう明るくなっていて、ヘッドランプの必要はない。チュクンから少し下って、ニャン・コーラの谷に入っていく。
禺画像]
最初は谷の間をどんどん北へ登っていく。と、こんな感じの尾根に出る(↑)。日が射して温かく、草地なので歩きやすい。さらに、どんどん奥地へ歩いていくと、コンマ・ツェの山肌が見えてくる。ところどころで放牧されたヤクが草を食んでいる。
禺画像]
ここまでは問題なく、小さな池が見えてきたので、そろそろ峠かなと思ったら、まだ全然先だというので、がっかり。
禺画像]
小さな池を過ぎて、ちょっと大きい池のほとりで小休止。そろそろかと思ったら、峠の取り付きの池はもっと先だそうで、またまたがっかり。さすがにコンマ・ラ越えは長い。ロンリープラネットでは、チュクンからコンマ・ラが5時間、コンマ・ラからロブチェが4時間(休憩含まず)の設定である。
禺画像]
11時40分、ようやくコンマ・ラの取り付きに着く。向こうに見える山を越えれば、あとは下るだけ。が、ここまでて相当体力を使ってヨロヨロしてきた私は(後から来たトレッカーに楽々追い越されてしまった)、ニルクマールさんにザックを持ってもらうことにした。初日の失敗の後、ザックを持というというニルクマールさんの申し出をここまで断ってきたのだが。
禺画像]
12時15分すぎ、やっとコンマ・ラ(5535m)着。バテバテで写真を撮るのがやっと(後で自分の写真を見たら、我ながらぐったりしていて笑った)。チュクンのロッジで作ってもらったお弁当(ゆで卵とクッキー)を食べる気にもならない。本当はこういうところで、ちゃんと栄養補給をしないから、さらにバテるのだ。反省。
禺画像]
峠からは今日の目的地ロブチェがすぐ近くに見える。が、近くに見えても、なかなか着かないのがヒマラヤ。ロンリープラネットが“このトレックで最も難しい箇所”と書いた通りの、想像以上の悪路、岩だらけでゴロゴロ滑る、半凍結した道なき道を下り、やっと平らな場所に出て、今来た道を振り返ったところ(↓)。
禺画像]

続きを読む

[Trek2016]

コメント(全0件)


記事を書く
powered by ASAHIネット